「自分はダメな人間だ。」と思う5つの特徴と5つの心理とは?

あなたは自分の事を「ダメな人間だ」と思っていませんか?

他人がサクサクこなしている事が、自分にはなかなかできなかったり・・・
同じ失敗を何度もくりかえしてしまったり・・・
「やるぞ」と決めたことが実行できなかったり・・・

こんな経験をして、「自分はなんてダメな人間なんだろう」と深く落ち込むこともありますよね。

この記事では、自分がダメな人間だと思っている人の特徴とその心理、そして克服方法を紹介しています。

自分を「ダメな人間だ」と思っている人の特徴

自分に自信がない(自己評価が低い)

自分のことを「ダメな人間だ」と思っている人は、基本的に全てにおいて自分に自信がない人が多いようです。

・自分にはできない
・うまくいかない
・他人に受け入れられていない

と常に感じているため、ちょっとの失敗で、「やっぱり自分はダメなんだ」となってしまいがちです。

完璧主義

完璧主義な人も、よく「自分はダメな人間だ」という思考におちいりやすい傾向があります。
どんなことでも途中で投げ出したり、中途半端になることをよしとせず、こまかい部分にも気を配り、とことんこだわりぬく人です。

自分では、自覚していないこともありますが、こまかいところまで全て完璧な状態が、自分の合格ラインだったりします。

そのため、その高く設定された合格ラインに到達していないと、「ダメな自分」のレッテルをはってしまうのです。

向上心が高い

自分は「やればできる」と思っていたりします。
「やればできる」と思っているから、「自分はダメな人間だ」?
なんか変ですよね。
正反対なのでは? と思いますが、そうではありません。

「自分は本来やれるはず!」と思っているからこそ、できなかった時に、できない「ダメな自分」になってしまうのです。

すごい人と自分を比較している

人はよく他人と自分を比較してしまいがちですが、自分を「ダメな人間だ」と思っている人は、その比較対象がすごくよくできる人だったりすることが多いです。

他人と自分を比較することは悪いことばかりでもないですが、いつもすごい人とばかり比較してしまっていると、いつも(他人と比較して)負けている「ダメな自分」になっていってしまいます。

これは先にあげた、「向上心が高い」というのとも関係しているのですが、「自分はできるはず」と思っているから、よくできる人を比較する対象にしてしまうのでしょう。

マイナス思考

そもそもの思考が「どうせ自分にはできない」といった、消極的なマインドになっています。
どうせできるわけがない、と自分に言いきかせている状態になってしまうので、そのようなマインドで行うことがうまくいくのはなかなか難しいですよね。

自分は「ダメな人間だ」と思う原因は?

「自分には価値がない」と思っている。

まず、自己否定をしている事があげられます。
子供の頃などに、親や身近な人の愛情が不十分だったり・・・
しつけや教育が厳しく、「そのままの自分」を受入れてもらえなかったり・・・

そうした経験から、
「そのままの自分では受け入れてもらえない。そのままの自分ではダメなんだ」といったマインドになってしまったことが考えられます。

責任感が強く、完璧にできるのが当たり前。

なにごとも「きちんと」します。
やるとなれば、完璧にできるのが当たり前になっています。
案外、本人は気づいていなかったりしますが、「できた!!」の基準が、他の人より数段高いところにあります。

なので、たとえ「あとちょっと」だったとしても、そこに到達しなければ、全て「できなかった」になってしまうのです。

いつも他人と比較している。

「自分」が他人との比較の上に成り立っている傾向が強いです。
「あの人と比べて自分はこう」「この人と比べるとこう」という風に、自分を位置づけているようです。

比較対象ができる人であることが多いために、自分を「ダメな人」に位置付けてしまうことになってしまいます。

認められたい。愛されたい。受け入れられたい。

「自分に価値がない」というマインドと根は同じなのですが、「そのままの自分」を受け入れてもらえなかったために、それを切望している自分が奥深くにあります。

これには自分で気づいていない人も多いです。
それは、
・認めてもらえなかったこと
・愛してもらえなかったこと
・受け入れてもらえなかったこと
が悲しくて悲しくて・・・

だから、その感情にふたをして、心の奥底にしまい込んでしまったがために自分では認識しづらくなっているのです。

過去に似たような失敗をした経験がトラウマになっている。

以前に同じような失敗をし、苦い経験をしたことが心の傷(トラウマ)となり、「こういう状況では自分はダメだ。いつも失敗する」というような思い込みがある場合があります。

自分が「ダメな人間だ」と思った時の対処法

自分より劣っている人を探してみる。

世の中には、自分より若い人もいれば、年上の人もいます。
能力の差も、得意なことも人それぞれで、向き不向きもあります。
まわりを見わたしてみれば、すぐに、自分より劣っている人を見つけることができるはずです。

そして、ここで大事なことは、「自分より劣っている人がいる」とか「自分より優れている人もいる」というように、「誰かと比べた時に自分がどうなのか」という視点ではなく、「自分は自分なのだ。」という視点を持つことが重要なのだと理解することです。

できない自分を受け入れる。

人はみな違うものです。
得意なことも好きなことも違います。
これまでの経験してきたことも、感じてきたことも、考えてきたことも違います。
誰でも、できないことはあるし、失敗も必ずするのです。

しかし、それでも、それはただ、「できなかった」「失敗した」というだけのことで、「ダメな人間」では決してないのです。

別の見方をしてみる。

長所と短所は表裏です。
ダメなところも、状況が変わればいいところに変わるかもしれません。
ものごとをいろんな角度から見てみるクセをつけるといいですね。

自分のできている部分をほめる。

自分のできていないところはとりあえず置いておいて、できているところや得意なところを探してみましょう。
そして、とにかく、自分をほめてあげましょう。

誰でも、得意なことやできることが、一つや二つは必ずあるはずです。
それを探してほめましょう。

普段から自分のいいところ探しをするといいですね。
今まで気づいていなかった、自分のいいところをどんどん見つけていきましょう。

まとめ

自分の事を「ダメな人間」だと思っている人は、過去に失敗した苦い経験や、そのままの自分を受け入れてもらえなかった経験をしていることが多々あります。
「できる人間」であろうとして、しかし、そうなれない自分に失望して、「自分はダメな人間だ」「自分には無理だ」となってしまったケースが多いのです。

でも・・・
そもそも「ダメな人間」なんかいないのではないですか?
「ダメな人間」てどんな人でしょう?

遅刻する人?
ウソつく人?
意志が弱い人?
仕事で大失敗した人?
誰かを深く傷つけた人?

こういった人はみな、ただ、「そういう事をしたことがある人」です。

ダメな人間ではありませんし、できる人にもならなくてもいいのです。
ただ、「そういう人」であるあなた自身を受け入れてみると、きっと、これまでとは違った世界が見えてきますよ。

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